お知らせ
2025.01.15
お知らせ
The Global Drug Reference Online Japan(Global DRO)とは?
最近の違反事例において、原因となった禁止物質を含む薬の入手先を見てみますと、「薬局で購入した市販薬」、「ネット通販により入手した漢方薬」、「ネット通販・オークションにより入手した外国のサプリメント」等となっています。薬局で市販されている薬については、その含有成分が添付文書に記載されています。きちんと調べることが出来れば、その市販薬に禁止物質が含まれているかを誰でも判断することが可能です。調べる方法として、インターネットを活用する方も多いと思います。インターネットでの検索は簡便に情報を収集することが可能です。しかし、インターネットには間違った情報も溢れているためそれらの正しい取捨選択も求められていることも忘れてはいけません。
そこで、選手やサポートスタッフが薬についていつでもどこでも気軽に禁止薬物かどうかを判断する有効なツールとして、「The Global Drug Reference Online (Global DRO)」(https://www.globaldro.com/JP/search)を紹介します(図)。

すなわち、このGlobal DROというサイトにアクセスすれば、自分の飲もうとしている薬が禁止物質に該当するかを自分で調べることが出来ます。このGlobal DROでは、イギリス、カナダ、アメリカ、スイス、オーストラリア、ニュージーランド、そして日本で販売されている薬の商品名や、個別の成分でも検索が可能です。また、365日・24時間・インターネットが通じるところであれば世界中から使用可能なサイトになっています。このようにGlobal DROは非常に使い勝手のよい検索ツールではありますが、利用するうえで以下の点に注意が必要です。例えば、Global DRO JAPANサイトではすべての商品や成分が掲載されているわけではないこと、漢方薬やサプリメントの検索はできないこと、そして検索したい商品名や成分名をGlobal DROへ入力する際には、正確なつづりでないと検索できないことが挙げられます。Global DROでの検索結果は完ぺきではないことを承知のうえで、ご利用ください。