お知らせ
2025.01.15
お知らせ
ジュニアアスリートのためのスポーツ栄養ガイド
「健康な体を作ろう!」
バスケットで最高のパフォーマンスを目指すために、からだづくりや、コンディションを整 える方法を考えてみませんか?食事や補食の量やタイミング、水分補給が鍵です。
「からだは食べ物から作られる」
動くためのエネルギーも食事から得ています。練習や試合で使用するエネルギーに対して食事が不足している場合、からだの動きが鈍くなるだけでなく、脳へのエネルギー供給も不足し、考える力がや集中力が低下する可能性があります。さらに、成長期の選手は、十分に食べないことで身長を伸ばすチャンスを逃すこともあります。食べる量が不足した状態で練習を続けると、プレーの質が低下するだけでなく、成長の妨げにもなり、さらに、集中力や注意力の低下によってケガのリスクも高まります。

●スポーツ栄養を取り⼊れて、体調管理、栄養管理でベストパフォーマンス!
①何よりも⼼配なのはエネルギー不⾜
②成⻑期であることを意識する(⼤⼈のミニチュアではない)
③からだは、⾷べたものから作られる!
④美味しく楽しく⾷べられるようになる!
①何よりも⼼配なのはエネルギー不⾜
「エネルギー不⾜になっていませんか?」
▷エネルギー不⾜になると…
・成⻑&発達への影響
・パフォーマンスの低下
・疲労回復が遅くなる
・ケガへつながる
▷エネルギー不⾜になる原因
・運動量が多すぎて、⾷べる事ができる量では、追い付かなくなっている。
・運動量が多すぎて、⾷欲が低下してしまっている
・⾷べる量が少ない。
・運動量と⾷べている量のバランスが悪い

▷対策
まずは、運動量に⾒合った⾷事を⾷べる事が⼤切。⾷べる事ができないならば、運動量を減らす。
・朝、昼、⼣の3回の⾷事と、補⾷をしっかりと⾷べる。
・毎⽇の⾷事で、少しずつ増やしていこう!と意識をする。
・エネルギー源は、糖質。ごはんやパン、麺を充分な量⾷べられるように。(ごはんの量を、ほんの少しずつ増やすことが効果的)
・体重を測定し、変化を確認する。
・体重、尿、排便、体調など、⾃分のからだを知る。

②成⻑期であることを意識する(⼤⼈のミニチュアではない)
「ジュニア期は、発育・発達を最優先にする」
・発育・発達は、個⼈差が⼤きい。選⼿ひとりひとりの成⻑を確認してその選⼿にあった⾷事を考える。(★スポーツ栄養⼠などに相談することが望ましい)
・「⾷べること」もトレーニングしている時期であると考える。
運動量が多くて⾷べられない、⾷欲が出ないということがない選⼿になれるように、⾷べる事も練習していく。
③からだは、⾷べたものから作られる!
「バスケットをするからだを作っているのは、⾷べたもの」
食べたものは、口から食べて、胃や腸などを通り、肛門まで通っていく間に、消化・吸収が行われています。食べたものから作られると聞くと、肉や魚などの「たんぱく質」と思われがちですが、からだづくりには、たんぱく質だけ摂ればよいのではなく、エネルギー源である糖質もしっかりと摂る必要があります。そのほかに、骨の材料であるカルシウムやコラーゲン、筋肉やエネルギーを作る働きを助けてくれるビタミンなども一緒に摂る必要があります。そのためには、「アスリートの基本的な食事」を参考にした食事がおすすめです。

④美味しく楽しく⾷べられるようになる!
「栄養だけでなく、ワクワクも」
・⾊、味、⾒た⽬、⾷感、好きなもの、季節の⾷材、郷⼟料理など、楽しい⾷卓になる⼯夫も。
『試合に向けた“⾷事戦略”』
●何を、いつ、どれくらい。
どのタイミングで。
試合で良いパフォーマンスを発揮するために。
①消化・吸収を考えて
・試合の⽇の朝⾷は、試合開始の3時間前を⽬安に
・油脂の多い⾷品は控えめに
・⾷物繊維の多いものも控えめに
・エネルギー源になる糖質を多めにしっかりと⾷べる。
「朝⾷メニュー例」

②エネルギー切れにならないように
試合時間にお腹が空くことがないように、エネルギー補給、栄養補給の計画を⽴てる。
事前に必要なものをそろえて、準備をする。
「栄養補給・⽔分補給の準備例」

③脱⽔予防・⽔分補給試合当⽇は、試合の時だけでなく、朝起きてから、試合までの時間にもこまめな⽔分補給を⼼がける。
④リカバリー・疲労回復試合で⼤量に使われたエネルギー源を回復させるには、なるべく早く、糖質を補給することが⼤切です。
運動終了後の栄養補給もしっかりと準備をする。
「試合後の昼⾷コンビニ編」
